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京の町屋。

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盆地の京都の夏は、とても暑い。


宮崎も暑いが、目的地まで、車から車。


しかし、京都に行くと、歩く事が多い。今回、日傘が大活躍する事となりました。


京都の住まいは、うなぎの寝床。


間口が狭く、奥が長い。


京都の町屋には、坪庭があり、完全プライベートの庭なんて素敵だと思っていたけれど、今回ふらりと立ち寄った町屋で、意外な事を聞きました。



たまたま立ち寄った町屋は、元々呉服屋さん、築100年のお家。


何時もは、非公開なのだが、たまたま見る機会に恵まれた。



手前は、お店。

格子越しから、外が見える。


すぐ横に一つ目の坪庭。


奥に二間続きの部屋があり、二つ目の坪庭。


その奥に蔵が2つ。


坪庭を、2つ造ることで、風を作り部屋に取り込むそうです。


それも、陽の当たる坪庭と、陽の当たらない坪庭でなければならないそうです。


その2つの温度差で、風が起こり、室内にぬける仕組み。


当日、大変な暑さでしたが、クーラーの無い室内に入ると、心地よい風がぬけて、このままお昼寝したい感じでした。



そして、夏のしつらえ。


障子を全部はずし、葦戸に変え、すだれを掛け、畳には、籐の敷物。


ひんやりとしてとても気持ちが良かったです。


先人の智恵は凄い物だと、感心致しました。


京の町屋。_f0162932_109183.jpg

by koudeikaya | 2009-08-07 10:14

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