京の町屋。
2009年 08月 07日
宮崎も暑いが、目的地まで、車から車。
しかし、京都に行くと、歩く事が多い。今回、日傘が大活躍する事となりました。
京都の住まいは、うなぎの寝床。
間口が狭く、奥が長い。
京都の町屋には、坪庭があり、完全プライベートの庭なんて素敵だと思っていたけれど、今回ふらりと立ち寄った町屋で、意外な事を聞きました。
たまたま立ち寄った町屋は、元々呉服屋さん、築100年のお家。
何時もは、非公開なのだが、たまたま見る機会に恵まれた。
手前は、お店。
格子越しから、外が見える。
すぐ横に一つ目の坪庭。
奥に二間続きの部屋があり、二つ目の坪庭。
その奥に蔵が2つ。
坪庭を、2つ造ることで、風を作り部屋に取り込むそうです。
それも、陽の当たる坪庭と、陽の当たらない坪庭でなければならないそうです。
その2つの温度差で、風が起こり、室内にぬける仕組み。
当日、大変な暑さでしたが、クーラーの無い室内に入ると、心地よい風がぬけて、このままお昼寝したい感じでした。
そして、夏のしつらえ。
障子を全部はずし、葦戸に変え、すだれを掛け、畳には、籐の敷物。
ひんやりとしてとても気持ちが良かったです。
先人の智恵は凄い物だと、感心致しました。
by koudeikaya | 2009-08-07 10:14