デフレスパイラル。

物の値段が、崩壊しつつある時代。


安い物が出れば消費者は嬉しいかも知れない。


しかし、廻りまわって、自分の首を絞めることになる事を、どれだけの人が分かっているのだろうか・・・。



安い物は、中々国産では、作れない。



作っていても、材料は、外国産。


それも、発展途上国・・・。



何故に外国なのだろうか・・・。


いつも私はそう考える。


安さで、飛びつき買ったものは、大事にするだろうか？


捨てれば、またごみを出す事につながる。



そうして日本文化が、日本伝統工芸が廃っていくに違いない。


物が売れなければ、経費削減で、人件費がカットされる。


職を失う。


会社が潰れる。


なんだか本当に暗くなる。






そんな中、お客さんが、店を選ぶのなら、店もお客さんを選ぶ・・・、そんな選択をしている知人がいる。



その代わり、材料に徹底して、こだわる。


料理、しつらえ、サービス。ﾄｰﾀﾙコーディネート。



時代が、デフレに走るなら、うちはその逆を行く。


そんな、凛とした心意気は、見事だと思う。



ランチのアドバイスを求められたので、女性の立場から、意見を言わせて頂いた。



批判、批評はダレでも出来る。



でも、経営をしている立場になると、軽々しいことは、言えない。


本当に相手の立場以上に、真剣に考える。



話し合いに立ち合わせていただいて出来た、「一心鮨光洋、豆皿会席｣２５００円。



１２品の、材料にこだわったヘルシーなおかず、本日の一品、炊き込みご飯、味噌汁、香の物、そして、デザート２品（果物系、甘味）極上のお茶。


そして、注文して出来上がるまでに、極上の魚の荒でとったスープを出されているようだ。



気になりながら、連休の休みに食べに行ってみた。


量も、内容もとても良かった。



食事の時間が、ゆっくり流れる。



今度、友人を誘って、また行きたいと思った。